つぶやきジローの隠れ部屋


手術って聞くと、みなさんドキドキ・ソワソワ落ち着かなくなり緊張する方がほとんどです。
それくらい非日常的で、縁がない方には一生縁がないようなイベントですよね。



少しでもソワソワしないように、今回はクリニックで行っている日帰り手術について、手術の前後に、どんなことをしているのかを紹介してみますね^^
クリニックでは、毎週曜日を決めて(今のところ火曜日・金曜日の午後が定期の手術日になっています)局所麻酔の手術を行っています。
主には皮膚または皮膚の下にあるできもの切除、他に眼瞼下垂や陥入爪などの手術もしています。
他病院から紹介され、受診した当日が手術日なのに「どうして手術ができないの?」



と困惑される方もいらっしゃいますが、手術にはいろんな準備(道具や器械や時間や部屋など)が必要です。また1日にできる手術の件数にも限りがあります。
そして手術をうけられるご本人の身体の状態が手術を受けても問題ないかの、血液検査も必要です。
自分が健康だと思われている方のなかには、術前検査で初めて隠れた病気(糖尿病や肝臓・腎臓疾患など)が判ることもあるので大切です!!



できものの相談を受けたかかりつけの先生がたは名医ぞろいなので



「そんなの簡単だから、行ってすぐに切ってもらいなさい」とおっしゃるのですが、実際に切る立場のワタクシは慎重派



まずはできものの性状を調べて(☟できものの検査についてはこちらのブログで!☟)

さらには場所や大きさや深さなどで麻酔をどうするか・どうやって切るか、キズアトを目立ちにくくするにはどの方向に切ればよいのかなどを検討します。(☟キズアトについてはこちらへ!☟)

さらには既往歴(どんな病気にかかって現在がどのような状態にあるか)や内服の状況(血圧を下げる薬や血を固まりにくくする薬やステロイドなど特殊な薬を使っていないかなど)を確認して、安全な手術ができるように計画していきます。
通常の手術であれば、(1)手術当日 (2)手術翌日 (3)抜糸日(抜糸の時期は手術内容によって5日~14日の間で変わります)の最低計3回の通院が必要です。
さて手術当日です。
食事は、食べ過ぎて気分悪くならない程度には気を付けてもらいますが普段通りでかまいません。空腹だとかえって気分悪くなることもありますので、何か食べておくことをお勧めしています。
普段飲まれている薬があれば、手術前に中止のお願いがなければ、普段通りに内服していただきます。
服装は手術部位が見えていればそのままで、隠れていれば着替えたりして手術しますので、いつも通りの恰好でかまいませんが、汚れて困るようなオシャレな恰好はやめておきましょう。




手術中は年齢に合わせた懐かしめの歌謡曲・流行った曲からクラシックまで幅広いジャンルで音楽を準備して流していますが、好みのものを持ち込んでもらっても大丈夫です^^♪
体調や血圧を確認して麻酔開始になります。



麻酔はほとんどが注射によるもので、針が刺さる瞬間+薬液が拡がっていく間に痛みがあります。
当院では27G(ゲージ)という非常に細い針(通常採血で使用する針の半分程度の直径)を使用して刺さる瞬間の痛みをなるべく抑え、薬液もゆっくり注入することで痛みに弱い方への対応をしています。
麻酔さえ終われば、あとは手術が終わるまで寝てるだけで



実際に手術中は本気で眠っているかたがたくさんいらっしゃいますが、よっぽど寝相が悪くない限りは起こしませんので、手術が終わって目を覚ました時に「もう終わったの?」とビックリされることもシバシバです。



手術後のガーゼは、手術当日はある程度大きめに当てて圧迫などを行い、帰宅後に再出血しないようにしますが、翌日縫合創の状態が問題なければ、抜糸まではお風呂場などで創を水道水で優しく洗ってもらい軟膏を塗り絆創膏を貼ってもらう簡単な処置になります。
手術後にシャワーなどで創を洗ってもいいことを説明すると「(他の病院で)前に手術をした時は抜糸まで洗うなと言われたけど大丈夫??」と疑いのマナザシを向けられることもあります。
浅いキズや問題ない縫合創を、いまだに「治るまでキズは洗ってはいけない!」と消毒液を毎日ぬって創部をタレ焼のようにコーティングしたあげくに「治らないから別の病院に行きなさい!」とのたまったりする大先生がいらっしゃるので始末に負えない( ノД`)シクシク…   というウワサですよ、あくまでも。
(☟キズの処置についてはこちらのブログも^^☟)

そして抜糸。
なぜか抜糸を異常に怖がる方がたくさんいらっしゃる(。´・ω・)?

  1. 以前の抜糸がすごく痛かった(>_<)
  2. 周りの人が「すごくイタイよ~」と、わざわざ経験談または聞いた話で脅す・・・

「1」については場所(手足は身体の数倍痛みに敏感、頭は反対に鈍感など)や、縫合糸の太さ、抜糸するヒトの技術

などに大きく左右されます。
縫合糸については一般的な外科や整形外科で使用する糸の一回り~二回り以上細い糸を使用していること(そのためには皮膚の下を吸収糸という特殊な糸で縫い寄せておく必要があります)で、糸を抜き取るときの痛みは少なくなっています。
また抜糸するときに切る部分の縫い目をよく見ようとして、強く引っ張れば当然痛みも強くなりますので、なるべく引っ張らないようにしながら糸を切ることでも痛みは軽くできます。

「2」については・・・つきあう友人を選びましょうかね~



こんな感じで手術前の計画から抜糸まで流れていきます。
当然病院によっては違うでしょうけど、参考にしてもらえば幸いです(*’▽’)

凄腕(?)ドクターと仲間たちがお待ちしていますww




たまにはこんなことも・・・・